LPレコード ピアノ曲など(追記も)

アバド指揮ロンドン響アルゲリッチ演奏のショパン ピアノ協奏曲、前奏曲を中古で購入した。1枚はWest Germany製、もう1枚はポリドール製。
最初に聴いたときは、TELDECカーブとして聴いてみた。このときは良い演奏と思えずしばらく聴かずにいた。最近、ちょっとショパンを聴いてみようと思い、忘れかけていたこの2枚のEQカーブを探ってみることができた。
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始めはRIAA 500R-13.7、高域が弱いとかんじたのでTELDEC 500R-10 まあ悪くない,Columbia 500C-16 これではない。しばらくTELDECで聴いていたが、ピアノの音階が上がっていくときにレベルが上下する感覚があり、定位も回るようなかんじで落ち着いて聴いていられない。AES 400N-12 にする。ターンオーバーが500Hzから400Hzになると大きく音色が変化する。当初は違和感があったが、定位はがっちり固定され音階によるレベル変化も無くスムースに曲が流れていく。AESなら全曲を没頭して聴き通すことができる。イコライザーカーブが合うとどんなLPでも聴き入ることができる。

AESでレベル高めにDSD録音した。
もう1枚もやってみた。ポリドールで日本製だが、結果は同じようにAESだ。まったく、日本製なら間違いなくRIAAです、というデマは希望的観測というのか、認証バイアスというのか、全然正しくないのだ。YMOのような、日本でレコーディングしてカッティングしたレコードならRIAAなのだが、海外でスタンパーまで作られて日本に持ち込まれたりColumbiaカーブ的なほうが力のある音がする、と判断されてカーブが指定されたら日本のメーカーはそのまま従ってしまったのではないか。
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演奏はとても良い。RIAA再生では聴けたものでは無いのに、AESカーブに合わせるだけで何度も聴きたくなる宝物になる。検索していたらSACDで販売される予定があることを知った。「アルルの女」のように聞き比べ用に購入してもいい。
追記:
AESで聴き慣れてきた頃になって、違和感があったため再びTELDECで聴いてみた。TELDECの方が自然に思える。堅さが解れていくかんじだ。AESとTELDECを交互に比べてみると、音響的なバランスはさほど変わらない。しかしTELDECが良いとかんじてしまう。
EQカーブの差異を計算してみる。
AES-TELDEC.png
AESからTELDECへEQカーブを移行すると、50Hz以下が少し減少するが200Hz辺りと4kHz以上が1.5dB上昇する。たったこの程度の変化だ。聴いたときのオーディオ帯域全体のバランスは変わらないため、どちらでも悪くない。
しかし今回、AESでずっと聴いてからTELDECを聴いたらこちらが自然であると分かった。ストレスなく聴けるということだ。
それで、今まで録音したEQカーブを振り返ってみると、クラシックでAESが結構ある。今聴き直してみればTELDECと判断するレコードがありそうだ。
軽いショックを受けてしまった。でもこれは、よくあることに気付いた。「52番街」もずっとRIAAで良いアルバムだと聴いていたのが、ある時に低音ダボダボじゃないか?となってから違和感だらけになってしまった。EQカーブというのはなかなか不思議なツールだ。

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